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アジア市場紹介の新書版

『消費大陸アジア −巨大市場を読みとく−』(川端基夫・ちくま新書・2017)読了。

著者の本の出版先としては、めずらしく(?)新評論でなく、ちくまの新書として誕生。専門家向けでなく、一般向けというわけかな。

2017年のアップデートの確認として。内容はこれまでに読んだ著書の成果を足して薄めた感じ?

ポカリスエットが、「スポーツで汗をかかない、お酒を飲まないので二日酔い」もない市場で、「テング熱対処 → ラマダン明けの向け」という価値シーンを地域事情にあわせて創出することができたことで、インドネシアで受け入れられていったという受容の例は興味深かった。

その他の学びというか再確認としては、やはり「所得の絶対額よりも配分がキー」という点と、安易に「文化的な要因」という思考停止をしてはいけない、という教訓の2つ。あと、「階級は断絶があり、階層には断絶なし」ということも学びとなった。

目次
序章 世界は意味と価値のモザイク
第1章 ポカリスエットはなぜインドネシアで人気なのか?―「意味」と「価値」の地域差
第2章 ドラッグストアに中国人観光客が集まる理由―「意味」と「価値」を生み出す社会の仕組み
第3章 意味づけを決める市場のコンテキスト―日本人が知らない「脈絡」
第4章 アジアの中間層市場―意味づけと市場拡大
終章 アジア市場の論理―市場のコンテキストに迫るために